GRIO日記2

花カフェ VERTDEGRIS 古川博之の日々のこと

マニュアルとは


スタッフが増える度に、思うことがある。


それは、良くも悪くも、お店が組織化していくことを深く実感するということ。


スタッフが増えることで、人一人の人生を背負うという責任が増えて、身も引き締まっていく。

いろんな個性がぶつかることで、新しい発想が生まれたり、より大きな神輿が担げることはほんとにありがたく素晴らしいこと。

その中での、組織化っていうのは、、、人間、二人以上いてると、考えも二通り以上の考えがあって、その感覚のズレをある程度共有できるようにしていかないといけないということ。


昔、こんなことがあった。


僕が、飲食に勤めていたころ、先輩に、

「お冷コップには氷を2個にしてください」

と言われた。


「ハイ」と答えながら、内心その細かいマニュアルに違和感を覚えた。

そこまでマニュアル化するような機械じゃない!ってね、、、

言いませんよ。言いません(苦笑)

(僕もまだ若い時ですから笑)

でも、今となれば少しわかる気もする。


そのマニュアルを、あえて曖昧な言い方をすると、

「お冷は、しっかり冷えたものでお願いしますね。
 でも氷ばかりにならないように、溢れてしまわないように、
 ちょうどの量でね。」

なんてことになる。

それは、お冷を運ぶ人の良識に答えを委ねたうえで、お客さんに失礼ないよう配慮した説明である。

でも、上に書いた通り、人間みなその良識は同じじゃなくて、上手くいけば、より良いサービスになるかもしれへんけど、例えば経験が浅い場合であるとか、逆に良いサービスにならなかったり、良い悪いの波が大きくなる。

お店である以上、最低限のサービスが統一できるようにならないといけない。

その上で、より大きなサービスが出来る者は、そこで力を発揮したらいい。7


その最低限守るべきものが、マニュアルという組織化なんやと今は解釈していて、その線引きをどこに持っていくかは、かなり重要なことやなって思う。


「オアシスにはしっかり挿してくださいね」

「人参は細く切ってきださいね」


そういったやりとりが、あまりマニュアル化していくのは、やっぱり違和感感じるし、徹底するわけでもないけれど、お店を任せていくっていうことは、こういうことを乗り越えていくってことなんやとしみじみ思う今日この頃です〜





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ちなみに、違和感とか書いたたけど、制服とかスーツとか、このマニュアル的な感覚、昔から嫌でした(苦笑)

やんちゃしてたわけではないよ(笑)