GRIO日記2

花カフェ VERTDEGRIS 古川博之の日々のこと

VERTDEGRISの狙い


おかげさまで、最近特に忙しい、というか、いろんな方面からお仕事をいただいていて、
嬉しい悲鳴の最中です。


13日より始まった、梅田阪急百貨店は無事スタートし、京都高島屋さんでいただいた母の日に向けてのギフト企画など、特にプリザの進展が目を見張る。






古くからお花業界にいてる人たちは、よくよくご存じだちお思うけれど、ほんの10数年前までは、プリザーブドといえば、「虹色みたいなバラだけ」、みたいな分野で、アートフラワーも今ほど精度が高かったわけじゃなく、雑貨屋さんの隅っこにあるような感じだった。



僕と相方も、もちろん修行中は全く触れたことなどなかったし、決して今のような需要のある日が来ると確信があったわけではない。






いや、むしろ、相方が一人で立ち上げたその小さなVERTDEGRISで、プリザを始めようかと迷っているときに、僕は断固反対していた。




その当時、市場に行ったことのない僕は、徐々に進化を始めようとしていたその業界のこともわかっていなかった。






それを知るまでに時間はかからなかったんだけれど、そこから僕の思考は少しずつ変化し、その頃から、ある発想が頭をよぎった。





それが今現在、現実として形になっている。





「プリザは、お花の世界の入り口になればいい」




特に、この田舎町でお花屋をしようと思ったときに、
お花ってまああらゆる人にとって多くの需要のある業界ではないと思っていて、それは日本の風土なのかもしれないんだけど、花に興味ある人だけが花に触れる、というのが多少あったと思う。



その、お花に興味のない人、というよりは、お花に触れるキッカケがない、というのが大きな要因で、それは、特に小さな子供ちゃんがいるような主婦の方にとって、枯れてしまうものを趣味に持つことの、小さな壁があったと思う。



枯れないお花は、花本来の良さを失っているのかもしれないのだれれど、また違った楽しみであり、そして、いつもまにか、生花の魅力にも気づいてもらえるという狙いがあって、それがお花の入り口というわけだ。






うちには、小規模ながら、キッズ向けのクラスというのもあって、子供ちゃんたちがプリザも生花も楽しめるクラスである。




ほとんどが、お母さんが生徒さんということで、きっとお母さんが、おうちに持って帰ってくるアレンジを見て、特に女の子は目を引かれたに違いない。





これって、実はとてもすごいことだと思っていて、中にはお花屋さんになりたいといってくれる子もいてくれて、
それが、実現してもしなくても、少なくとも数年後、お花という文化が多少なりとも次世代に受け継がれていることになっていると思う。






ひと昔前に、携帯電話なんてない時代に生きてきて、あっという間にスマホ時代に突入したけれど、もしも自分がこうしてお花屋をしている時代に、お花への文化が少し進化したとしたら、その時代に花屋として生きたことを誇らしく思うね(笑)





いろんなイベント頑張って、少しでもお花への関心が広がるように頑張っていきたいです!






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VERTDEGRIS (ヴェ−ルデグリ)

0774−71−3505 木津本店